味わいの特徴
- テイスト
- スウィーティオ、ピーチ系の風味、ブラウンシュガーの甘み、透明感、完熟アプリコット
- 焙煎度合い
- ★★★★★
- 甘み
- ★★★★★
- 良質な酸味
- ★★★★★
- 苦み
- ★★★★★
- コク
- ★★★★★
- 香り
- ★★★★★
農園情報
- 生産国
- エチオピア
- 地域
- ハンベラ
- 農園
- アラカ農園
- 標高
- 1900m〜2100m
- 品種
- 74110、74112
- 生産処理
- ウォッシュド
真にサスティナブルなコーヒーを目指して
エチオピアでは元々森にはコーヒーの木が自生していました。
そのため、今でも栽培方法はフォレスト(原野)やガーデン(庭先)での自生がほとんどです。つまり栽培というより野生と同じ自然の恵み、日本の山菜と同じ感覚ですね。
自生しているくらいなので、土壌がコーヒー栽培に適しているのは必然だし、管理をしっかりすればより一層美味しい豆が育つポテンシャルは十分だ、ということなんです。
しかしエチオピアの現状はというと...
エチオピアコーヒー界のスーパースターといえば「イルガチェフェ」
スペシャルティコーヒー業界でも流通しています。そのスペシャルティコーヒーの定義といえば、「単一農園であり、トレーサビリティーが管理していること」のはず。
しかし実際は22もの農協の集合体であり、その精製ステーションに集積するチェリーを収穫する小規模農家は2万人以上。
ざっくりとエリアごとに混ぜられkgたったの20円くらいで買い取られます。このように集められた大量の豆が収穫も集積も大事に扱われているとは考えづらく、実際トレーサビリティーを追うことは不可能です。
エチオピアにも真のスペシャルティコーヒーを
そんなエチオピアのコーヒー業界の現状を打破すべく2013年にアマンアディニュー氏によって設立されたのが、METAD農業開発株式会社(METAD社)です。METAD社の創立は最近ですが、コーヒーを栽培してきた歴史は古く、3代に渡りコーヒー栽培・販売を行ってきました。
アフリカでは初の米国スペシャルティコーヒー協会認定の研究所と品質保証を受けた加工工場を有し、会社設立からわずか6年でエチオピアの輸出用コーヒーとしては最高級の価格設定を実現するなど、急成長を遂げています。
現在では、アメリカのブルーボトルコーヒーやIntelligensia Coffee、デンマークのTHE COFFEE COLLECTIVE、韓国のTERAROSA COFFEEなど世界の名店が取り扱う高品質豆として知られています。
アラカ、ウォッシュドの味わいは...
当店では、METAD社のブランドのうち「アラカ農園」で作られた豆を取り扱っています。アラカウォッシュドのコーヒーの特徴は、甘みときれいな酸味のバランスの良さ。ケニアほどのキリッとした酸味ではなく優しさに包まれた酸味、というか喉越し軽やかな印象です。焙煎度は浅めで、苦味は少なく軽やかに仕上げています。
当店焙煎師のモットーは“コーヒー豆がもともと持つポテンシャルを引き出す”こと。
当店では、スペシャルティコーヒーや生産者さんの情熱溢れる素晴らしい豆を仕入れさせていただいています。ですから、元々豆のポテンシャル自体がとても高いものばかりです。
そして生産者さんも、自分の豆をこんな味わいのものに仕上げたい、という思いを持ってコーヒー豆を育てています。
その思いを尊重し、もともと豆の持つ味わいを最大限引き出す、ということを念頭に置いて日々焙煎しています。
世界中で情熱を持ってコーヒーを作られている生産者さんの思いを、味わいにそのまま乗せて、お届けいたします。